33PM97|第33回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学軟部組織損傷膝・大腿スポーツ障害
ハムストリングスの肉離れが生じる肢位はどれか。
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正解: 1
正答
1.膝関節伸展、股関節屈曲
この問題のポイント
ハムストリングスは、股関節伸展と膝関節屈曲に作用する二関節筋群です。
肉離れは、筋が強く伸張された状態で収縮する場面で起こりやすくなります。
ハムストリングスが最も伸張される肢位は、膝関節伸展、股関節屈曲です。
解説
ハムストリングスは、大腿後面にある筋群で、大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋からなります。
多くは坐骨結節から起こり、下腿骨に停止します。
そのため、股関節を屈曲すると近位側で伸張され、膝関節を伸展すると遠位側で伸張されます。
つまり、股関節屈曲かつ膝関節伸展の肢位では、ハムストリングスが強く伸ばされた状態になります。
スプリント走の遊脚終期では、股関節屈曲位で膝関節が伸展し、ハムストリングスが遠心性に働きます。
このタイミングで強い張力が加わるため、肉離れが生じやすくなります。
膝関節屈曲位ではハムストリングスは短縮し、股関節伸展位でも近位側の伸張は少なくなるため、選択肢1が最も適切です。
選択肢の確認
1.膝関節伸展、股関節屈曲
正しい。
ハムストリングスが最も伸張される肢位であり、肉離れが生じやすいです。
2.膝関節伸展、股関節伸展
誤り。
膝伸展で遠位側は伸ばされますが、股関節伸展により近位側は緩みやすくなります。
3.膝関節屈曲、股関節屈曲
誤り。
股関節屈曲で近位側は伸ばされますが、膝屈曲により遠位側は緩みます。
4.膝関節屈曲、股関節伸展
誤り。
ハムストリングスが短縮しやすい肢位であり、肉離れが生じやすい肢位ではありません。
覚えるポイント
- ハムストリングスは股関節伸展・膝関節屈曲に作用する。
- 伸張される肢位は股関節屈曲・膝関節伸展。
- 肉離れは伸張位での強い収縮、特に遠心性収縮で起こりやすい。
- スプリントの遊脚終期で発生しやすい。
- 正答は膝関節伸展、股関節屈曲。