34AM27|第34回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学軟部組織損傷肉離れ・アキレス腱
大腿四頭筋肉離れが生じやすい肢位はどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、大腿四頭筋肉離れが起こりやすい肢位が問われています。鍵になるのは、二つの関節をまたぐ大腿直筋の性質です。
解説
大腿四頭筋のうち大腿直筋は、骨盤(下前腸骨棘)から始まり、膝をこえて脛骨につく二関節筋です。
二関節筋は、両端の関節がともに筋を引き伸ばす方向に動くと、最も強く伸ばされます。大腿直筋の働きは股関節の屈曲と膝関節の伸展なので、その反対の動きで伸ばされます。
つまり、股関節伸展位かつ膝関節屈曲位になると、大腿直筋は前後から最大に引き伸ばされます。この伸ばされた状態で急に筋が収縮すると、肉離れが起こりやすくなります。
鑑別のポイント
二関節筋の肉離れは「筋が最大に伸ばされる肢位」で起こりやすいと考えると整理できます。
選択肢の確認
1.股関節屈曲位、膝関節屈曲位
誤り。
股関節が屈曲していると大腿直筋はゆるみます。最大に伸ばされる肢位ではありません。
2.股関節屈曲位、膝関節伸展位
誤り。
この肢位は大腿直筋がもっとも短縮する方向で、伸張ストレスは小さくなります。
3.股関節伸展位、膝関節屈曲位
正しい。
股関節伸展と膝関節屈曲が組み合わさると、二関節筋である大腿直筋が前後から最大に伸ばされ、肉離れが起こりやすくなります。
4.股関節伸展位、膝関節伸展位
誤り。
股関節は伸展していますが、膝が伸展していると膝側で大腿直筋はゆるみます。最大伸張の肢位にはなりません。
覚えるポイント
- 大腿直筋は二関節筋(股関節屈曲+膝関節伸展に働く)。
- 肉離れは筋が最大に伸ばされる肢位で起こりやすい。
- 大腿四頭筋では股関節伸展位+膝関節屈曲位が危険肢位。