34PM50|第34回 柔道整復師国家試験 過去問
病理学・一般臨床医学外科・救急・麻酔手術・麻酔・胸腔ドレナージ
手術で正しいのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、手術の基本事項として、皮膚切開の方向、手術の目的、創処置の考え方が問われています。
皮膚切開では、創の開きや瘢痕を少なくするために、ランゲル皮膚割線を意識します。
解説
ランゲル皮膚割線は、皮膚の張力の方向を示す線です。皮膚切開をこの線に平行に行うと、創縁にかかる張力が少なくなり、創が開きにくく、瘢痕も目立ちにくくなります。
開腹手術は身体への侵襲が大きく、一般に日帰りで行う手術ではありません。姑息的手術は、完全治癒ではなく症状緩和や生活の質の改善を目的とする手術です。感染創では、感染を閉じ込める危険があるため、安易な一次縫合は行わず、洗浄、排膿、デブリードマン、遅延一次縫合などを考えます。
臨床でのイメージ
創の処置では、きれいに閉じることだけでなく、感染の有無、血流、汚染、壊死組織の有無を確認することが重要です。
選択肢の確認
1.皮膚切開はランゲル皮膚割線と平行して行う。
正しい。
ランゲル皮膚割線と平行に切開すると、皮膚の張力による創の開大が少なく、瘢痕も目立ちにくくなります。手術切開の基本として正しい記述です。
2.開腹手術は日帰りで行う。
誤り。
開腹手術は侵襲が大きく、術後管理、疼痛管理、感染予防、合併症観察が必要です。一般に日帰りで行う手術としては適切ではありません。
3.姑息的手術は完全治癒を目指す手術である。
誤り。
姑息的手術は、完全治癒を目的とする根治手術とは異なります。疼痛軽減、出血や閉塞の改善、生活の質の維持などを目的に行われます。
4.感染創には一次縫合を行う。
誤り。
感染創をすぐに閉鎖すると、感染を内部に閉じ込めて悪化させることがあります。感染創では洗浄、排膿、壊死組織の除去を行い、必要に応じて遅延一次縫合などを検討します。
覚えるポイント
- 皮膚切開はランゲル皮膚割線に平行に行う。
- 姑息的手術は症状緩和や生活の質の改善を目的とする。
- 根治手術は完全治癒を目指す。
- 感染創では安易な一次縫合を避け、感染制御を優先する。