34PM51|第34回 柔道整復師国家試験 過去問
病理学・一般臨床医学外科・救急・麻酔手術・麻酔・胸腔ドレナージ
麻酔で正しいのはどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: 1・3
正答
1、3
この問題のポイント
この問題では、麻酔に関連する合併症や周術期管理の基本が問われています。
腰椎穿刺後頭痛、悪性高熱症、誤嚥性肺炎、気道確保器具の特徴を整理します。
解説
腰椎穿刺後頭痛は、硬膜穿刺部から髄液が漏れることで起こります。立位や座位、体動で増悪し、臥位で軽快しやすいのが特徴です。
胃液を誤嚥して起こる化学性肺炎は、メンデルソン症候群と呼ばれます。全身麻酔や意識障害では誤嚥リスクが高くなるため、絶食確認や気道管理が重要です。
悪性高熱症では、吸入麻酔薬や筋弛緩薬を契機に高熱、筋強直、頻脈、高二酸化炭素血症、アシドーシスなどを起こします。アルカローシスではありません。
ひっかけポイント
悪性高熱症は高代謝状態なので、二酸化炭素が増え、アシドーシスに傾きます。メンデルソン症候群は胃液誤嚥による肺炎です。
選択肢の確認
1.腰椎穿刺後の頭痛は体動で増悪する。
正しい。
腰椎穿刺後頭痛は髄液漏出により起こり、立位や体動で増悪しやすく、臥位で軽快しやすい特徴があります。
2.悪性高熱症ではアルカローシスを起こす。
誤り。
悪性高熱症では高代謝状態により高二酸化炭素血症、乳酸増加、代謝性・呼吸性アシドーシスをきたします。アルカローシスではありません。
3.胃液の誤嚥による肺炎をメンデルソン(Mendelson)症候群という。
正しい。
胃液を誤嚥して生じる化学性肺炎をメンデルソン症候群といいます。麻酔時の誤嚥対策で重要です。
4.誤嚥性肺炎はラリンジアルマスクで予防できる。
誤り。
ラリンジアルマスクは気道確保に用いられますが、気管内チューブのカフのように誤嚥を確実に防ぐものではありません。誤嚥リスクが高い場合には注意が必要です。
覚えるポイント
- 腰椎穿刺後頭痛は体動や立位で増悪しやすい。
- 悪性高熱症ではアシドーシスを起こす。
- 胃液誤嚥による肺炎はメンデルソン症候群。
- ラリンジアルマスクは誤嚥予防として万能ではない。