112F29|第112回 医師国家試験 過去問

社会医学・医療システム公衆衛生介護・福祉・その他

ユニバーサルデザインの例として適切なのはどれか。

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正解: c

正答

c

この問題のポイント

ユニバーサルデザインは年齢や障害の有無によらず、多くの人が利用しやすいように最初から設計する考え方です。

解説

エレベーターは車椅子使用者だけでなく、歩行に不安のある高齢者、ベビーカー利用者、荷物を運ぶ人などの上下移動を助けます。多様な利用者が同じ設備を使える点で、提示された中でユニバーサルデザインに最も合致します。実際には入口幅、操作盤の高さ、音声案内などの設計も重要です。特定の人専用の施設を作ることと、日常の共通空間を誰にでも使いやすくすることは分けて考えます。

選択肢の確認

a 回転ドアの設置
誤り。回転ドアは車椅子や歩行速度の遅い人などには利用しにくく、挟まれ事故などにも配慮が必要です。

b 地下歩道の整備
誤り。地下歩道は階段だけなら移動困難な人の障壁になります。存在するだけで利用しやすさが確保されるわけではありません。

c エレベーターの設置
正しい。多様な利用者が階段を使わず上下移動でき、共通の環境の利用可能性を高めます。

d エスカレーターの設置
誤り。エスカレーターは動く段差への乗降が必要で、車椅子などでそのまま安全に利用できる設備ではありません。

e 障害者(児)施設の設置
誤り。特定の対象にサービスを提供する施設の設置であり、多様な人が同じ物や環境を使える設計そのものを示していません。

覚えるポイント

利用者を限定せず、共通の環境を使いやすくする発想がユニバーサルデザインです。

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