112F30|第112回 医師国家試験 過去問
手段的日常生活動作〈IADL〉に含まれるのはどれか。
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正解: c
正答
c
この問題のポイント
IADLは地域で自立した生活を営むための応用的な活動です。食事・着替え・排泄などの基本的ADLより複雑な判断や手順を要します。
解説
炊事は献立を考え、食材と器具を選び、順序を組み立てて火を扱うなど、複数の動作・認知機能を必要とします。買い物、金銭管理、服薬管理、交通機関の利用などとともにIADLに含まれます。一方、食べる、着替える、入浴する、排泄する、室内を移動するといった身の回りの活動は基本的ADLです。認知症などでは基本的ADLが保たれていてもIADLが先に低下することがあるため、生活状況を具体的に聞く意義があります。
選択肢の確認
a 移 動
誤り。この選択肢の基本的な移動はADLに含まれます。公共交通機関を使って外出するような複雑な活動ならIADLとして扱います。
b 着替え
誤り。衣服を着脱する更衣は、身の回りの基本的ADLに含まれます。
c 炊 事
正しい。調理は生活を維持するための手段的活動で、計画・判断と複数工程の遂行が必要です。
d 入 浴
誤り。身体を洗い入浴する能力は基本的ADLです。安全面や介助量を評価します。
e 排 泄
誤り。排泄動作やトイレ使用は基本的ADLです。買い物や金銭管理のような手段的活動とは区別します。
覚えるポイント
「食べる」はADL、「食事を作る」はIADL。自立生活には基本動作だけでなく生活管理能力も必要です。
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