113A75|第113回 医師国家試験 過去問
前夜から12時間絶食して早朝空腹時に採血した検査で、総コレステロール250mg/dL、トリグリセリド120mg/dL、HDLコレステロール80mg/dLであった。Friedewaldの式を用いてLDLコレステロール値の推測値を求めよ。 ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数第1位を四捨五入すること。 解答:① ② ③ mg/dL
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正解: b・o・27
正答
146 mg/dL(① 1、② 4、③ 6)
この問題のポイント
Friedewald式は、総コレステロールからHDLコレステロールと推定VLDLコレステロールを引いてLDLコレステロールを求めます。mg/dLで計算するときのVLDL推定値はトリグリセリドの5分の1です。
解説
式は、LDL-C=総コレステロール−HDL-C−トリグリセリド/5です。
数値を代入すると、LDL-C=250−80−120/5=250−80−24=146 mg/dLとなります。先に120/5を計算し、HDLとVLDLの両方を総コレステロールから差し引きます。小数は生じないため四捨五入による値の変化はありません。
この式は空腹時採血で、トリグリセリドが400mg/dL未満であることなどが適用の前提です。本例は12時間絶食し、トリグリセリド120mg/dLなので計算条件に合います。食後や高度高トリグリセリド血症ではVLDLをTG/5と置く近似が不適切になるため、同じ式を機械的に使いません。
選択肢の確認
① 1
百の位は1です。計算結果146mg/dLの先頭の桁を記入します。
② 4
十の位は4です。250−80=170からVLDL推定値24を引くため、十の位を7のままにしません。
③ 6
一の位は6です。170−24=146であり、丸めによる繰上げはありません。
HDLだけを引いた170mg/dLはnon-HDLコレステロールで、LDL-Cとは異なります。TG120をそのまま引くと50mg/dLになり、VLDL中の中性脂肪とコレステロールを混同しています。また、250−80−120全体を5で割るのではありません。
覚えるポイント
Friedewald式は「総コレステロール−HDL−TG/5」。計算前に空腹時・TG値を確認し、単位はmg/dLでそろえます。
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