115A5|第115回 医師国家試験 過去問
内科系内分泌・代謝甲状腺疾患
甲状腺腫で血中カルシトニン値が上昇するのはどれか。
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正解: a
正解
- a 髄様癌
解説
甲状腺 髄様癌 は、甲状腺の 傍濾胞C細胞 由来の腫瘍です。C細胞は カルシトニン を分泌するため、髄様癌では血中カルシトニン値が上昇します。
したがって、正解は a です。
病態の整理
- 髄様癌:C細胞由来、カルシトニン上昇
- 乳頭癌、濾胞癌:濾胞上皮由来、カルシトニンは基本的に上昇しない
各選択肢の検討
a 髄様癌
正しいです。カルシトニンが腫瘍マーカーとして有用です。b 乳頭癌
濾胞細胞由来であり、カルシトニン上昇は典型ではありません。c 濾胞癌
これも濾胞細胞由来で、カルシトニン上昇は通常みられません。d 亜急性甲状腺炎
炎症性疾患であり、カルシトニン上昇を特徴とはしません。e 腺腫様甲状腺腫
良性の結節性病変であり、カルシトニン上昇は典型ではありません。
ひっかけポイント
甲状腺腫瘍では、由来細胞 を整理すると解きやすくなります。
- C細胞由来 → 髄様癌 → カルシトニン
- 濾胞細胞由来 → 乳頭癌、濾胞癌 → カルシトニンではない
覚えるポイント
- カルシトニン上昇=髄様癌
- 髄様癌は MEN2 との関連も重要です。