116F15|第116回 医師国家試験 過去問

内科系膠原病・リウマチ血管炎

好中球の構成成分に対する自己抗体が診断に有用な疾患はどれか。

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正解: e

正解

  • e 顕微鏡的多発血管炎

解説

好中球の構成成分に対する自己抗体とは、**ANCA〈抗好中球細胞質抗体〉**を指します。
ANCA関連血管炎として重要なのが、顕微鏡的多発血管炎、肉芽腫性多発血管炎、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症です。

このうち、顕微鏡的多発血管炎〈MPA〉では、特にMPO-ANCAが診断の参考として有用です。

各選択肢の検討

  • a 川崎病
    誤りです。小児の中血管炎ですが、ANCAを診断の中心には置きません。

  • b 高安動脈炎
    誤りです。大血管炎であり、ANCA関連血管炎ではありません。

  • c 巨細胞性動脈炎
    誤りです。これも大血管炎で、ANCAは基本的な診断マーカーではありません。

  • d 結節性多発動脈炎
    誤りです。中型血管炎で、ANCA陰性が多いことが重要です。ANCA関連血管炎との区別が頻出です。

  • e 顕微鏡的多発血管炎
    正しいです。ANCA、特にMPO-ANCAが診断に有用です。

ひっかけポイント

この問題では、結節性多発動脈炎と顕微鏡的多発血管炎の区別が大切です。
名前が似ていますが、国試ではここがよく問われます。

  • 結節性多発動脈炎
    中型血管炎、ANCAは通常重要ではありません。

  • 顕微鏡的多発血管炎
    小型血管炎、ANCA関連血管炎です。

覚えるポイント

  • ANCA関連血管炎
    顕微鏡的多発血管炎、肉芽腫性多発血管炎、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症

  • 高安動脈炎、巨細胞性動脈炎
    大血管炎

  • 結節性多発動脈炎
    ANCA関連ではない

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