116F9|第116回 医師国家試験 過去問
脳・精神・感覚器・皮膚皮膚科湿疹・炎症性皮膚疾患
粘膜疹が見られる頻度が最も低いのはどれか。
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正解: b
正解
- b 尋常性乾癬
解説
粘膜病変を伴いやすい疾患と、主に皮膚に限局する疾患を区別する問題です。
尋常性乾癬は、境界明瞭な紅斑局面と鱗屑を主体とする皮膚疾患で、粘膜疹は比較的まれです。
したがって、粘膜疹がみられる頻度が最も低いのは b です。
各選択肢の検討
a 扁平苔癬
口腔粘膜病変が比較的よくみられます。白色レース状の所見が有名です。b 尋常性乾癬
正しい選択肢です。主座は皮膚であり、粘膜病変はまれです。c 膿疱性乾癬
全身症状を伴うことがあり、粘膜所見をみることがあります。尋常性乾癬より粘膜疹の頻度は低くありません。d 尋常性天疱瘡
粘膜病変が非常に重要です。しばしば口腔粘膜病変が皮膚病変に先行します。e 多形滲出性紅斑
口腔や眼、外陰部などの粘膜病変を伴うことがあります。
ひっかけポイント
「乾癬」と付く選択肢が 2 つあるため迷いやすい問題です。
ただし、国試でまず押さえるべきなのは、尋常性天疱瘡は粘膜病変が多い、扁平苔癬も口腔粘膜を侵しやすい、そして尋常性乾癬は粘膜病変がまれという整理です。
覚えるポイント
- 尋常性天疱瘡=口腔粘膜病変が重要
- 扁平苔癬=口腔粘膜病変あり
- 多形滲出性紅斑=粘膜病変を伴いうる
- 尋常性乾癬=皮膚主体、粘膜病変はまれ