117A6|第117回 医師国家試験 過去問
内科系血液凝固・出血・血栓
溶血性尿毒症症候群でみられるのはどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: a・b
正解
a、b
HUSの基本
溶血性尿毒症症候群、HUS は、
- 微小血管障害性溶血性貧血
- 血小板減少
- 急性腎障害
を三徴とする病態です。
赤血球が微小血管で機械的に破壊されるため、溶血所見が前面に出ます。
各選択肢の検討
a LD高値
正しいです。
溶血により LD が上昇します。
b 破砕赤血球
正しいです。
微小血管障害性溶血の代表的所見であり、HUS で重要です。
c 血清補体価低値
誤りです。
典型的HUSで必須の所見ではありません。
補体異常は非典型HUSで問題になります。
d 網赤血球数低値
誤りです。
溶血性貧血では骨髄が代償しようとするため、通常は網赤血球は増加します。
e 抗ADAMTS-13抗体陽性
誤りです。
これは TTP を示唆する所見です。
HUS と TTP の鑑別は国試で重要です。
ひっかけポイント
- HUS では、破砕赤血球とLD上昇をまず押さえます。
- 抗ADAMTS-13抗体 が出てきたら、HUS ではなく TTP を考えます。
- 補体低下 は非典型HUSの文脈でみる所見で、典型的HUSの基本問題では第一選択になりません。
まとめ
溶血性尿毒症症候群でみられるのは、a LD高値 と b 破砕赤血球です。