117C73|第117回 医師国家試験 過去問
内科系呼吸器COPD・喘息・気道疾患
呼吸状態の急性増悪に対し、抗菌薬とともに用いる薬剤として適切なのはどれか。
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正解: b
正解
b β2刺激薬
解説
この患者は、肺炎に加えて両側 wheezesを認めており、気道攣縮や閉塞性換気障害の増悪を伴っていると考えられる。
そのため、抗菌薬と並行して用いる薬剤として適切なのはβ2刺激薬である。
なぜ β2刺激薬か
β2刺激薬は気管支平滑筋を弛緩させ、気道を拡張する。
したがって、
- wheezes の軽減
- 呼吸困難の改善
- 痰の排出補助
が期待できる。
各選択肢の検討
a NSAID
誤りである。発熱や疼痛の対症療法にはなっても、気道閉塞の改善にはならない。b β2刺激薬
正しい。急性の呼吸状態悪化で wheezes を伴う場合に有用である。c アルブミン製剤
誤りである。低アルブミン血症はあるが、急性の呼吸悪化に対する治療ではない。d 抗ヒスタミン薬
誤りである。アレルギー性疾患の薬であり、本症例の感染性、閉塞性病態には適さない。気道分泌物を粘稠にする不利益もある。e テオフィリン薬
誤りである。気管支拡張作用はあるが、高齢者では副作用が多く、急性期の第一選択としては β2刺激薬が優先される。
ひっかけポイント
気管支拡張薬として e を選びたくなることがあるが、
国試では高齢者の急性増悪に対しては、まず吸入 β2刺激薬を考える。
覚えるポイント
感染をきっかけに wheezes を伴う呼吸悪化では、
抗菌薬 + 気管支拡張薬 を考える。
この問題では β2刺激薬 が最も適切である。