117F4|第117回 医師国家試験 過去問
小児・周産期・女性医学小児科新生児・周産期
新生児の生理的黄疸の成因に関与しないのはどれか。
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正解: d
正解
d 血清アルブミン値
生理的黄疸の基本
新生児の生理的黄疸は、間接ビリルビンが増えやすい新生児特有の体質によって起こります。
主な要因は、産生増加、処理能力の未熟さ、再吸収増加の3つです。
関与する要因
a 多血症
新生児は成人より赤血球量が多く、壊される赤血球も多いため、ビリルビン産生が増加します。
c 赤血球寿命
新生児赤血球は成人より寿命が短いため、ビリルビン産生が増えます。
e グルクロン酸抱合酵素活性
肝の抱合能が未熟で、間接ビリルビンを処理しにくいことが重要です。
b 腸肝循環
新生児では腸肝循環が強く、ビリルビンが再吸収されやすくなります。
なぜ d が誤りか
血清アルブミンは、間接ビリルビンを血中で結合して運ぶうえで重要ですが、生理的黄疸の主要な成因として問われる項目ではありません。
アルブミン低下は遊離ビリルビン増加や核黄疸リスクに関係しうるものの、生理的黄疸そのものの成立機序としては中心ではありません。
覚えるポイント
新生児黄疸では、まず次の4つを押さえます。
- 赤血球が多い
- 赤血球寿命が短い
- 抱合能が未熟
- 腸肝循環が強い
この中に入らないのが、血清アルブミン値です。