118C12|第118回 医師国家試験 過去問
脳・精神・感覚器・皮膚脳神経内科神経診察・髄液検査
右Babinski徴候が陽性になるのはどれか。
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正解: b
正解
b 左橋病変
解説
Babinski徴候は、錐体路、すなわち上位運動ニューロン障害でみられる病的反射である。
どちらの足に出るかは、錐体交叉より上の病変か下の病変かで決まる。
判断の基本
大脳半球や脳幹など、錐体交叉より上の病変
→ 反対側にBabinski徴候が出る。脊髄など、錐体交叉より下の病変
→ 同側にBabinski徴候が出る。
したがって、右Babinski徴候陽性にするには、右下肢の錐体路が障害されればよく、交叉より上なら左側病変を考える。
各選択肢の検討
a 右大脳半球病変
右大脳半球病変なら、錐体交叉より上なので左Babinski徴候が陽性になる。b 左橋病変
正しい。橋は錐体交叉より上にあるため、左橋病変で右Babinski徴候陽性となる。c 右小脳病変
小脳病変では運動失調が主体であり、Babinski徴候は通常みられない。d 左頸髄病変
頸髄は錐体交叉より下なので、左頸髄病変なら左Babinski徴候が陽性になる。e 馬尾障害
馬尾は末梢神経、すなわち下位運動ニューロンの障害であり、Babinski徴候は出ない。
覚えるポイント
- Babinski徴候=上位運動ニューロン障害
- 脳の病変は反対側
- 脊髄の病変は同側
- 小脳病変や馬尾障害では、Babinski徴候は基本的に陽性にならない。