119E6|第119回 医師国家試験 過去問
脳・精神・感覚器・皮膚脳神経内科神経診察・髄液検査
腰椎穿刺法による脳脊髄液検査を行う。成人患者への説明で誤っているのはどれか。
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正解: a
正解
a 「うつぶせの姿勢で行います」
判断のポイント
腰椎穿刺は通常、
- 側臥位で背中を丸める姿勢
- あるいは座位で前かがみになる姿勢
で行います。
うつぶせ、腹臥位で行うのは一般的ではないため、この説明が誤りです。
なぜこの体位が必要か
腰椎穿刺では、腰椎の棘突起間を開きやすくするため、背中を丸める姿勢が必要です。
そのため、側臥位や座位が適しています。
各選択肢の検討
a 「うつぶせの姿勢で行います」
誤りです。通常は側臥位または座位で行います。b 「事前に血液検査を行います」
正しい説明です。出血傾向や感染の有無などを確認します。c 「下肢に痛みが走ることがあります」
正しい説明です。穿刺針が神経根を刺激すると放散痛が走ることがあります。d 「事前に眼底検査か頭部画像検査を行います」
正しい説明です。頭蓋内圧亢進が疑われる場合には、脳ヘルニア予防のため事前評価が必要です。e 「検査後に立位で悪化する頭痛が起きることがあります」
正しい説明です。腰椎穿刺後頭痛は典型的な合併症です。
ひっかけポイント
この問題は体位だけでなく、合併症と事前評価も整理しているかを問う問題です。
特に重要なのは、
- 出血傾向の確認
- 頭蓋内圧亢進の除外
- 腰椎穿刺後頭痛
の3点です。
国試での判断軸
腰椎穿刺では、
- 体位 → 側臥位または座位
- 事前確認 → 凝固系、血小板、頭蓋内圧
- 合併症 → 放散痛、起立性頭痛
この順に整理すると解きやすくなります。
まとめ
腰椎穿刺の成人患者への説明で誤っているのは、**「うつぶせの姿勢で行います」**です。