118E14第118回 医師国家試験 過去問

内科系呼吸器COPD・喘息・気道疾患

主に湿性咳嗽をきたす疾患はどれか。

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正解: e

正解

e 副鼻腔気管支症候群

考え方

湿性咳嗽は、痰を伴う咳 です。
したがって、気道分泌物が多い疾患や、慢性的な感染、排痰を伴う病態で起こりやすくなります。

副鼻腔気管支症候群では、慢性副鼻腔炎に加えて慢性気管支炎や気管支拡張症などの下気道病変を伴い、慢性的な湿性咳嗽、喀痰 が典型です。

なぜ副鼻腔気管支症候群か

この疾患では、

  • 後鼻漏
  • 気道内分泌物の増加
  • 慢性的な下気道炎症

によって、痰のからむ咳が続きます。
国試では、慢性湿性咳嗽の代表 として押さえるべき病態です。

各選択肢の整理

  • a 咳喘息
    誤りです。典型的には 乾性咳嗽 が主体です。喘鳴を欠くこともありますが、痰の多い湿性咳嗽は主ではありません。

  • b 間質性肺炎
    誤りです。乾性咳嗽 と労作時呼吸困難が典型です。

  • c 感染後咳嗽
    誤りです。感染後の気道過敏性亢進による 乾いた咳 が多いです。

  • d 胃食道逆流症
    誤りです。逆流による咽喉頭刺激で 乾性咳嗽 を来しやすい病態です。

  • e 副鼻腔気管支症候群
    正しいです。湿性咳嗽と喀痰 が特徴的です。

ひっかけポイント

慢性咳嗽の鑑別では、

  • 咳喘息
  • 感染後咳嗽
  • 胃食道逆流症

がよく出ますが、これらは基本的に 乾性咳嗽 で考えます。

一方、痰が目立つ なら、副鼻腔気管支症候群や慢性気管支炎、気管支拡張症などを優先して考えます。

覚えるポイント

湿性咳嗽か乾性咳嗽かを最初に分けると、咳の鑑別はかなり整理しやすくなります。
この問題では、湿性咳嗽なら副鼻腔気管支症候群 が定番です。

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