118F65|第118回 医師国家試験 過去問
外科系脳神経外科脊髄・脊椎疾患
脊髄損傷の高位はどれか。
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正解: d
正解
d 第10胸髄
判断の軸
脊髄損傷の高位を考えるときは、まず 感覚障害の上端 を手掛かりにします。
本症例では 臍部から両下肢に感覚障害 があるとされています。
臍に対応する皮膚分節は T10 です。
したがって、損傷高位は 第10胸髄 と判断します。
この症例で迷いやすい点
下肢筋力低下や腱反射低下があるため、腰髄レベルを考えたくなることがあります。
しかし、急性脊髄損傷では 脊髄ショック によって反射が低下することがあり、これだけで損傷高位を腰髄とするのは不適切です。
この問題では、最も信頼しやすいのは 感覚レベル です。
各選択肢の整理
a 第6頸髄
上肢障害が出やすく、本症例のように上肢筋力正常とは合いません。b 第1胸髄
上肢症状を伴う可能性があり、感覚障害の上端ももっと高くなるはずです。c 第5胸髄
感覚障害の上端は臍よりかなり上になります。d 第10胸髄
正解です。臍は T10 に相当します。e 第1腰髄
これでは臍部の感覚障害を説明しにくいです。
まとめ
脊髄損傷高位は、臍部 = T10 を手掛かりに判断します。
したがって正解は d 第10胸髄 です。