119C73第119回 医師国家試験 過去問

内科系腎・泌尿器急性腎障害・電解質

まず投与すべきなのはどれか。

解答・解説を見る

正解: a

正解

a 生理食塩液

解説

この患者は、高マグネシウム血症により徐脈、低血圧、悪心をきたしており、背景には腎機能低下脱水が考えられます。

初期対応としてまず重要なのは、生理食塩液で循環血液量を補い、腎血流を改善してMg排泄を促すことです。
本症例では皮膚乾燥や低血圧もあり、輸液の意義が大きいと考えられます。

なお、重症例ではカルシウム製剤透析が必要になることもありますが、この設問の選択肢の中で最初に投与すべきものは生理食塩液です。

各選択肢の整理

  • a 生理食塩液
    初期輸液として適切で、Mg排泄促進にもつながります。
    正解です。

  • b マニトール
    高マグネシウム血症の初期治療として一般的ではありません。

  • c アドレナリン
    アナフィラキシーや心停止などで用いる薬であり、第一選択ではありません。

  • d プレドニゾロン
    この病態に対する初期治療ではありません。

  • e 硫酸マグネシウム
    さらにMgを負荷するため禁忌です。

覚えるポイント

高マグネシウム血症では、
原因中止に加えて、まず輸液で排泄を促す
Mg製剤の追加投与は禁忌である。

関連問題

119C72119C74
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)