119F68|第119回 医師国家試験 過去問
総合診療・救急・ケア老年医学認知症・せん妄・CGA
追加血液検査はいずれも基準範囲内であった。治療が必要な梅毒と判断し、患者本人と長女に説明することになった。 説明の内容で誤っているのはどれか。
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正解: c
正解
c 「家族の方は抗菌薬の予防内服が必要です」
この症例で考えること
記銘力低下があり、梅毒血清反応が陽性です。
そのため、神経梅毒の評価を含めた説明が必要になります。
正しい説明
a 「脳脊髄液検査を行います」
正しいです。
認知機能低下があるため、神経梅毒の評価として脳脊髄液検査を検討します。
b 「ペニシリン系抗菌薬で治療します」
正しいです。
梅毒治療の基本はペニシリン系抗菌薬です。
d 「治療終了後も定期的に血液検査を行います」
正しいです。
治療後もRPRなどの推移をみて、治療効果や再燃の有無を確認します。
e 「トイレの共用で家族に感染することはありません」
正しいです。
梅毒は通常、性的接触や母子感染で伝播します。
トイレの共用などの日常生活接触では感染しません。
誤っている説明
c 「家族の方は抗菌薬の予防内服が必要です」
誤りです。
家族というだけで、予防的な抗菌薬内服は不要です。
ここで重要なのは、同居家族と性的接触のあるパートナーを区別することです。
必要なのは、性的接触のある相手に対する検査や必要時の治療であり、家族全員への予防内服ではありません。
ひっかけポイント
「感染症だから家族に予防投与」と考えると誤ります。
梅毒は、日常接触で広がる感染症ではありません。
まとめ
誤っている説明は、家族に抗菌薬の予防内服が必要という内容です。
梅毒では、家族全体への予防投与ではなく、感染経路に応じた接触者対応を考えます。