26AM2第26回 精神保健福祉士国家試験 過去問

旧カリキュラム(第26回)共通科目人体の構造と機能及び疾病

事例を読んで、国際生活機能分類(ICF)のモデルに基づく記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。 〔事 例〕 Aさん(78歳、男性)は脳梗塞を発症し左片麻痺{かたまひ}となった。室内は手すりを伝って歩いている。外出時は車いすが必要で、近隣に住む長女が車いすを押して買物に出かけている。週1回のデイサービスでのレクリエーションに参加するのを楽しみにしている。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

ICFでは、心身機能・身体構造、活動、参加、環境因子、個人因子を区別します。手すりを使って歩くことは課題の遂行なので活動です。

解説

ICFは病気や障害だけでなく、本人の生活機能と背景因子の相互作用を捉えます。左片麻痺は心身機能、年齢・性別は個人因子、歩くことは活動です。長女の存在や支援、手すり、車いす、デイサービスという制度・サービスは環境因子になり得ます。一方、買物やレクリエーションへ実際に関わることは参加として評価します。同じ事実でも問いの焦点で分類が変わり得るため、「人がいる」ことと「社会場面へ参加する」ことを分けます。本人ができることと環境の支えを併せて理解します。

選択肢の確認

1.年齢、性別は「心身機能」に分類される。
誤り。年齢や性別は個人因子であり、身体の生理的機能そのものではありません。

2.左片麻痺は「個人因子」に分類される。
誤り。左片麻痺は神経・筋機能の問題として心身機能に分類します。

3.手すりに伝って歩くことは「活動」に分類される。
正答。最も適切です。歩行という課題・行為の遂行を示します。

4.近隣に長女が住んでいるのは「参加」に分類される。
誤り。長女の存在と支援は人的な環境因子で、社会生活への関与そのものではありません。

5.デイサービスの利用は「環境因子」に分類される。
誤り。サービス制度は環境因子ですが、「利用してレクリエーションに参加する」という記述の中心は参加です。

覚えるポイント

歩く・食べる等の実行は活動、家庭・地域の役割への関与は参加、人・物・制度の支えや障壁は環境因子です。

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