26AM5|第26回 精神保健福祉士国家試験 過去問
自閉スペクトラム症(ASD)に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
解答・解説を見る
正解: 5
正答
5
この問題のポイント
自閉スペクトラム症は発達早期からみられ、社会的コミュニケーションや相互関係の困難と、限定・反復的な行動・興味を特徴とします。
解説
相手の表情、意図、暗黙のルールを読み取りにくいなど、社会的・情緒的な相互関係の難しさがみられることがあります。ただし、共感がないと決めつけず、理解や表現の方法が異なると捉えます。こだわり、常同的行動、感覚過敏・鈍感なども特徴に含まれ、発達早期から存在します。成人期に生活要求が高まって明確になることはあっても、成人後に突然発症する病気ではありません。幻覚は中核特徴ではなく、併存する別の状態を評価します。本人に合う情報提示と環境調整を行います。
選択肢の確認
1.成人になってから発症する。
誤り。神経発達症であり、特徴は発達早期から存在します。
2.こだわりは強くない。
誤り。限定された興味や変化への抵抗など、強いこだわりがみられることがあります。
3.幻覚がみられる。
誤り。幻覚は自閉スペクトラム症の中核診断特徴ではありません。
4.常同的な行動は認められない。
誤り。反復的な運動、物の使用、発話などの常同的行動が特徴に含まれます。
5.相手の気持ちを理解することが苦手である。
正答。最も適切です。社会的相互関係で相手の意図や感情を読み取りにくいことがあります。
覚えるポイント
ASDは「社会的コミュニケーション」と「限定・反復性」の2領域。本人の不足だけでなく、伝え方や環境とのミスマッチを調整します。