26AM29第26回 精神保健福祉士国家試験 過去問

旧カリキュラム(第26回)共通科目現代社会と福祉

所得の再分配に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

解答・解説を見る

正解: 1

正答

1

この問題のポイント

所得再分配は、租税、社会保険料、現金・現物給付を通じ、市場所得で生じた格差や生活上のリスクを調整する機能を持ちます。

解説

市場で得る当初所得には雇用、賃金、資産等による差があります。累進課税、年金、手当、生活保護、医療・教育等の現物サービスを通じ、可処分所得や実質的生活資源を再配分できます。高所得層から低所得層への移転は垂直的再分配、同程度の所得層で病気・失業・子育てなどリスクのない人からある人への移転は水平的再分配です。積立方式は自分の拠出を将来受け取る性格が強く、賦課方式ほど直接的な世代間移転ではありません。再分配の効果は税と給付の双方で見ます。

選択肢の確認

1.市場での所得分配によって生じる格差を是正する機能を有しうる。
正答。最も適切です。税・保険料・給付によって市場所得の格差を調整できます。

2.現物給付を通して所得が再分配されることはない。
誤り。医療、介護、教育等の現物給付も実質的な資源移転です。

3.同一の所得階層内部での所得の移転を、垂直的な所得再分配という。
誤り。同一階層内でのリスク間移転は水平的再分配です。

4.積立方式による公的年金では、世代間の所得再分配が行われる。
誤り。積立方式は同一世代・個人の拠出を将来給付する性格が中心で、世代間移転は賦課方式に典型的です。

5.高所得者から低所得者への所得の移転を、水平的な所得再分配という。
誤り。所得階層間の移転は垂直的所得再分配です。

覚えるポイント

垂直=高所得から低所得、水平=同所得層のリスク間、世代間=現役から高齢など。現金・現物の双方があります。

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