26AM60|第26回 精神保健福祉士国家試験 過去問
事例を読んで、V相談支援事業所のK相談支援専門員がこの段階で紹介する障害福祉サービスとして、最も適切なものを1つ選びなさい。 〔事 例〕 Lさん(30歳、統合失調症)は、週1回の精神科デイケアを利用している。Lさんは、過去に何度かアルバイトをしたことはあるが、症状の再燃により、短期間で辞めていた。最近になって、症状が改善し、生活リズムも安定したことから、将来を見据えて一般就労を希望するようになった。ただし、自分の能力や適性がわからないため、不安が強い。Lさんの相談を受けたK相談支援専門員は、障害福祉サービスを紹介することにした。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
一般就労を希望し、自分の能力・適性を把握しながら訓練と求職支援を受ける段階には、就労移行支援が最も適合します。
解説
Lさんは症状と生活リズムが安定し、将来の一般就労を希望していますが、能力・適性への不安があり、就職前のアセスメントと訓練が必要です。就労移行支援は、一般就労が見込まれる障害者に、生産活動や職場体験、就労に必要な知識・能力向上の訓練、求職活動、適性に応じた職場開拓等を提供します。A型は雇用契約に基づく就労機会、B型は雇用契約によらない就労・生産活動の機会で、一般就労準備という本人の目的への第一選択ではありません。就労定着支援は一般就労後、ジョブコーチは職場での適応を支える段階で用います。
選択肢の確認
1.就労継続支援A型
誤り。雇用契約に基づき継続的に働く機会を提供するサービスで、一般就労前に能力・適性を評価し訓練する目的には最適ではありません。
2.就労継続支援B型
誤り。通常の事業所での雇用が困難な人に雇用契約なしで生産活動等の機会を提供し、一般就労準備を主目的とする選択ではありません。
3.就労移行支援
正答。最も適切です。一般就労へ向けて本人の能力・適性を把握し、必要な訓練、職場体験、求職活動支援等を受けられます。
4.就労定着支援
誤り。一般就労へ移行した後に生じる生活面等の課題へ対応して職場定着を支えるサービスで、就職前の現段階には早すぎます。
5.職場適応援助者(ジョブコーチ)
誤り。就職先の職場で本人と事業主へ専門的援助を行う仕組みであり、現時点の能力・適性把握を目的とする障害福祉サービスではありません。
覚えるポイント
一般就労「前」の評価・訓練は就労移行支援、「後」の生活課題は就労定着支援、職場内の適応援助はジョブコーチです。