26PM11|第26回 精神保健福祉士国家試験 過去問
次のうち、国際生活機能分類(ICF)でいう心身機能の改善に焦点を当てたものとして、正しいものを1つ選びなさい。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
ICFは、心身機能・身体構造、活動、参加、環境因子、個人因子を相互作用として捉えます。介入や研究が本人の機能に直接働きかけるのか、周囲の環境に働きかけるのかを見分けます。
解説
うつ病患者への薬物療法は、抑うつ気分、意欲、睡眠などの精神・身体機能の改善を直接の標的にするため、心身機能に焦点を当てた介入です。家族への心理教育、使いやすい道具、生活しやすい住環境、偏見のない職場づくりは、本人を取り巻く物的・人的・社会的環境を調整する取組であり、主に環境因子に位置づけて考えます。ICFではいずれも生活機能に影響する重要な働きかけですが、焦点の違いを問う設問です。
選択肢の確認
1.統合失調症患者の家族への心理教育
誤り。家族という人的環境への支援であり、本人の心身機能だけを直接改善する取組ではありません。
2.うつ病患者への薬物療法
正しい。うつ病に伴う精神機能や身体機能の症状改善を直接の目的とする治療です。
3.高次脳機能障害の人にも使い方が分かりやすい道具の開発研究
誤り。道具という物的環境を使いやすくする環境調整であり、心身機能への直接介入ではありません。
4.認知症の人が生活しやすいグループホームの在り方の研究
誤り。住居、支援者、生活設計などの環境因子を整える研究であり、心身機能への直接介入ではありません。
5.偏見をもたずに精神障害者を雇用する職場を増やす啓発活動
誤り。社会的態度や制度、職場という環境因子に働きかけ、参加を支える活動です。
覚えるポイント
薬物療法は心身機能、道具・住環境・家族・職場の態度への働きかけは環境因子、と「介入の直接の標的」で分類します。