26PM17|第26回 精神保健福祉士国家試験 過去問
次のうち、薬物を社会規範から逸脱した目的や方法で自己摂取することを指す概念として、正しいものを1つ選びなさい。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
薬物関連用語は、使用方法を表す「乱用」、使用を制御しにくい状態である「依存」、中止時の「離脱」、同量で効きにくくなる「耐性」、有害作用を表す「中毒」を区別します。
解説
薬物乱用とは、医薬品を医療目的から外れて使用することや、違法薬物を使用することなど、社会規範から逸脱した目的又は方法で薬物を自己摂取することを指します。一度の使用でも乱用となり得る点が、反復使用や制御困難を中核とする依存との違いです。用語を人への烙印として使わず、物質使用の状況、健康被害、生活への影響、本人の希望を具体的に評価し、治療と回復支援につなぐ姿勢が必要です。
選択肢の確認
1.依存
誤り。強い欲求や使用の制御困難、問題があっても続ける状態を指し、設問の行為概念とは異なります。
2.離脱
誤り。反復使用後に減量又は中止した際に生じる、物質に特徴的な症状群を指します。
3.中毒
誤り。物質の有害作用によって心身の機能に障害が生じた状態を指し、使用方法の定義ではありません。
4.乱用
正しい。社会規範から逸脱した目的や方法で薬物を自己摂取する行為を表す概念です。
5.耐性
誤り。同じ効果を得るために以前より多量を必要とする、又は同量の効果が弱くなる現象です。
覚えるポイント
乱用=逸脱した使用、依存=制御困難、離脱=中止時症状、耐性=効きにくさ、中毒=有害作用と整理します。