27AM84第27回 精神保健福祉士国家試験 過去問

新カリキュラム(第27・28回)共通科目社会福祉調査の基礎

面接調査において調査者が行ったことに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

構造化・半構造化・非構造化面接の統制の程度、集団面接での司会者の役割、逐語録に求められる記録の忠実性を区別する。

解説

フォーカスグループインタビューは、共通のテーマについて複数の参加者に話し合ってもらい、相互作用を含む語りを収集する方法である。司会者(モデレーター)は、開始時に目的、発言方法、一人ずつ話すこと、異なる意見を尊重すること、守秘などの基本的ルールを説明し、参加者が安全に発言できる場を整える。その上で、特定の参加者だけが独占しないよう進行しつつ、内容を誘導し過ぎないことが求められる。厚生労働科学研究成果の実施手順でも、司会者が集団のルールを説明し、同時発言を避け一人ずつ意見を述べてもらうことが示されている。したがって選択肢4が最も適切である。

選択肢の確認

1.構造化面接において、調査の質問項目に設定していない内容についても自由に回答するよう対象者に求めた。――適切ではない。構造化面接は、あらかじめ定めた質問、順序、回答方法を統一して比較可能性を高めるため、設定外の自由回答を求める対応とは合わない。
2.半構造化面接において、インタビューガイドに設定した質問の順番に従って回答するよう対象者に求めた。――適切ではない。半構造化面接はガイドを用いつつ、語りに応じて質問順序を変えたり掘り下げたりできるため、回答者に固定順序を強制しない。
3.非構造化面接において、調査開始前に対象者がテーマを設定するよう依頼した。――適切ではない。非構造化面接でも研究目的に沿った大枠のテーマは調査者が設定し、対象者に研究テーマそのものの決定を委ねる方法ではない。
4.フォーカスグループインタビューにおいて、司会者として最初に基本的なルールを説明した。――正答であり最も適切である。参加者間の相互作用を安全かつ円滑に生じさせるため、開始時に司会者が発言や守秘等のルールを共有する。
5.面接後の逐語録作成において、録音データを聞き取れない部分は会話の流れから想像して記述した。――適切ではない。逐語録は録音内容を忠実に文字化し、聞き取れない箇所はその旨を明示すべきで、推測を事実の発言として補ってはならない。

覚えるポイント

構造化は固定、半構造化はガイド+柔軟性、非構造化は自由な語り、集団面接は司会者による開始時のルール共有が基本である。

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