27PM30第27回 精神保健福祉士国家試験 過去問

新カリキュラム(第27・28回)専門科目ソーシャルワークの理論と方法(専門)

次の記述のうち、離転職を繰り返す精神障害者に対して精神保健福祉士が行うナラティブアプローチとして、適切なものを1つ選びなさい。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

ナラティブアプローチでは「離転職を繰り返す問題の人」と本人を同一化せず、問題を本人から切り離して語る外在化を用います。

解説

離転職の経験が続くと、本人は「自分はどこでも続かない人間だ」という問題に支配された物語を持つことがあります。外在化では「続けにくさが生活にどんな影響を与えてきたか」のように、問題を本人の本質から切り離します。その上で、問題の影響が弱かった例外、発揮した力、望む働き方を対話から見いだし、別の物語を厚くします。誤った思い込みを専門職が訂正したり、原因を一つに特定したりしません。本人の語りと意味を尊重し、職場環境や差別など社会的文脈も扱います。

選択肢の確認

1.クライエント自身の職場適応の課題を細分化し整理して、短期集中で解決を図る。
誤り。課題中心アプローチに近く、物語と本人を切り離す方法ではありません。

2.クライエントの語りから、問題となった出来事と本人を切り離す。
正答。適切です。問題の外在化により、本人を問題そのものとして扱いません。

3.クライエントの離転職にまつわる思い込みのストーリーにある誤りを指摘する。
誤り。専門職が正誤を判定せず、物語が作られた文脈と例外を共同で探ります。

4.クライエントとの対話を通して離転職要因を1つに特定する。
誤り。複数の意味と文脈を尊重し、単一原因へ還元しません。

5.離転職した経緯の語りから、成長を促すために機関で可能な支援の展開を図式化する。
誤り。機関の支援計画を図式化することがナラティブアプローチの中核ではありません。

覚えるポイント

ナラティブは「人が問題なのではない、問題が問題」。外在化、例外・ユニークな結果、代替的物語を本人との対話で見いだします。

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