27PM38第27回 精神保健福祉士国家試験 過去問

新カリキュラム(第27・28回)専門科目精神障害リハビリテーション論

次の記述のうち、パーソナルリカバリーの説明として、正しいものを1つ選びなさい。

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正解: 5

正答

5

この問題のポイント

パーソナルリカバリーは症状消失や服薬不要を条件とせず、障害や症状があっても希望、意味、役割、主体性を取り戻して人生を生きる個別の過程です。

解説

パーソナルリカバリーでは、「専門職から見た正常化」より、本人が何を大切にし、どのような人生を望むかを中心にします。症状が続き支援を使っていても、希望、自己決定、人とのつながり、社会的役割、自己の再構築があれば回復の過程にあります。支援者は方針への服従を求めたり、本人の意思を越えて善意の判断をしたりせず、情報と選択肢を提供して本人の意思形成を支えます。専門職の説明責任は重要ですが、それ自体がパーソナルリカバリーの定義ではありません。

選択肢の確認

1.激しい症状が治まり、薬を必要としない状態になること。
誤り。臨床的回復の一面で、服薬や症状の有無だけをパーソナルリカバリーの条件にしません。

2.支援者がクライエントの利益のために、本人の意思に関わりなく判断すること。
誤り。これはパターナリズムで、本人の主体性と自己決定に反します。

3.支援者が定めた方針に、クライエントが従うこと。
誤り。支援者への服従ではなく、本人が目標と選択を担う過程です。

4.専門職が自らの支援やその役割について責任をもって説明を行うこと。
誤り。説明責任の内容であり、本人の回復過程そのものの定義ではありません。

5.障害があっても希望をもって新たな人生を再発見し、主体的に生きること。
正しい。希望と意味を見いだし、自分の人生の主体となるパーソナルリカバリーです。

覚えるポイント

リカバリーの中心は「希望・自己決定・意味・つながり・役割」です。症状がゼロになってから人生が始まるのではありません。

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