28PM10|第28回 精神保健福祉士国家試験 過去問
精神障害にも対応した地域包括ケアシステムに関する次の記述のうち、正しいものを2つ選びなさい。
解答・解説を見る
正解: 3・4
正答
3、4
この問題のポイント
精神障害にも対応した地域包括ケアシステムは、精神障害の有無や程度にかかわらず、誰もが地域の一員として安心して暮らせる基盤をつくる考え方です。
解説
この仕組みは、医療だけで完結する制度ではありません。精神医療、保健、障害福祉・介護、住まい、就労、教育、地域の助け合いなどを重層的につなぎ、入院中心から地域生活中心への移行を進めます。そのため、住まいの確保と居住支援は重要な構成要素であり、対象を特定の認定や重症度に限定しません。本人の希望、選択、強みを中心に置き、市町村や保健所、医療機関、相談支援、当事者・家族などが協働します。地域で暮らす権利と、必要な時に適切な医療を受けられる体制を両立させます。
選択肢の確認
1.入院医療を中心とした支援体制の構築が目指される。
誤り。目指すのは地域生活を中心とし、必要な医療と生活支援が地域でつながる体制です。
2.医療保険制度の枠組みの中で完結することが目的である。
誤り。保健、医療、福祉、住まい、就労、地域参加など制度横断の連携を要します。
3.住まいの確保と居住支援が含まれる。
正しい。安定した住まいは地域生活の基盤であり、居住支援は重要な要素です。
4.精神障害の有無や程度にかかわらず、安心して暮らすことが目指される。
正しい。誰もが地域の一員として安心して自分らしく暮らせることを目標とします。
5.支援を受ける者は介護保険制度の要支援認定が必要である。
誤り。要支援認定を一律の利用要件とする仕組みではなく、対象を介護保険利用者に限定しません。
覚えるポイント
キーワードは「地域生活中心」「制度横断」「住まいを含む」「障害の有無や程度で排除しない」です。本人中心の協働体制として理解します。