第109回・2026年
109PM032|第109回 助産師国家試験 過去問
分娩時の努責について正しいのはどれか。2つ選べ。
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正解3・5
正答
3、5
この問題のポイント
子宮口全開大前に努責感が強いときは深呼吸・短促呼吸で腹圧を逃し、胎児娩出直前の抑制不能な腹圧を共圧陣痛と呼びます。
解説
努責は横隔膜と腹筋を収縮させて腹圧を高める随意的・反射的な力で、子宮平滑筋の陣痛そのものとは異なります。子宮口全開大前の強い努責は頸部浮腫や裂傷を招くため、呼気を長くする深呼吸や短促呼吸で逃します。児頭最大周囲径が外陰を通過する発露時には、急速な娩出と会陰裂傷を防ぐため努責を抑えます。胎児娩出直前に腹圧抑制が困難となる状態が共圧陣痛です。
選択肢の確認
1.破水前に努責がかかることは少ない。:破水前でも児頭下降と直腸圧迫で努責感が生じることがあり、少ないとは限りません。
2.児頭の最大周囲が娩出する時は努責を継続する。:児頭最大周囲径の娩出時は会陰損傷を防ぐため、努責を抑えてゆっくり娩出します。
3.子宮口全開大前に努責がかかる場合は深呼吸を促す。:全開大前の努責感には深呼吸などで腹圧を逃すため正しい対応です。
4.分娩時の努責は子宮の平滑筋の収縮によって起きる。:努責は腹筋・横隔膜による腹圧であり、子宮平滑筋の収縮そのものではありません。
5.胎児娩出直前に腹圧の抑制がきかない状態を共圧陣痛と呼ぶ。:娩出直前に腹圧を抑えられない状態を共圧陣痛と呼ぶため正しい記述です。
覚えるポイント
陣痛は子宮収縮、努責は腹圧。全開大前と児頭発露時は呼吸で努責を調節します。
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