60PM025|第60回 作業療法士国家試験 過去問
医療スタッフの協働・連携によるチーム医療推進において、作業療法士の役割で 最も適切なのはどれか。
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正解: 5
正答
5.住環境評価
この問題のポイント
チーム医療において、各職種が専門性に基づいて協力する中で、作業療法士が「独自に担える役割」を選ぶことが鍵です。この問は「職種の専門性」と「作業療法の専門領域」の一致を問うもので、OTが最も適切に果たせる役割を識別することが求められます。
解説
作業療法士の専門性は、日常生活活動(ADL・IADL)の評価と、その環境における機能的調整にあります。住環境評価とは、患者が自立して生活できるように、家屋の構造、空間の使いやすさ、安全面、福祉用具の導入可能性などを総合的に評価・調整することを指します。これは作業療法士が日常的に実施する業務であり、患者の生活の質(QOL)向上に直接つながります。
一方、他の選択肢は他の職種の専門領域に属しています。義肢製作は義肢装具士の業務、生体検査は臨床検査技師、疼痛管理は医師、薬剤調整は薬剤師が担当します。これらはそれぞれの職種が法定的に担う業務であり、作業療法士が直接行うべきではありません。
選択肢の確認
1.義肢製作:誤り。義肢装具士が専門的に行う業務。
2.生体検査:誤り。臨床検査技師が担当。
3.疼痛管理:誤り。医師が薬物療法を主導。
4.薬剤調整:誤り。薬剤師が責任を持って行う。
5.住環境評価:正しい。作業療法士の専門的かつ実務的役割。
覚えるポイント
チーム医療では「誰が何を担当するか」を明確にすることが重要です。作業療法士の強みは「生活環境と日常生活のつながり」にあるため、住環境評価を「OTの独自性」として認識し、患者中心の介入を実現する視点で覚えてください。