60PM092|第60回 作業療法士国家試験 過去問
脳血管障害のうち、日本で2021 年以降に発症数が最も多いのはどれか。
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正解: 1
正答
1.脳梗塞
この問題のポイント
脳血管障害の発症頻度を理解する上で、最も重要なのは「発症数の多寡」を正確に把握すること。特に日本における近年の傾向(高血圧管理の進展など)を考慮した上で、脳梗塞が最も多く発症していることの認識が、臨床現場での判断や介入設計に直結する。
解説
脳血管障害では、発症数の上位を占めるのは脳梗塞である。2021年以降のデータからも、脳梗塞が約7割を占めるほど高い発症率を示しており、脳出血に次ぐ主要な原因である。脳梗塞は、アテローム性血栓、ラクナ性梗塞、心原性塞栓などに分類され、高齢者や高血圧、動脈硬化のリスク因子を持つ人々に多く見られる。近年、高血圧の管理が進み、脳出血の発症が減少していることから、脳梗塞の割合が増加する傾向にある。この背景を踏まえると、脳梗塞が最も多く発症していることが明確である。
選択肢の確認
1.脳梗塞:正しい。発症数が最も多く、約7割を占める。
2.脳出血:脳梗塞に次ぐが、発症数では最も多いとは言えない。
3.くも膜下出血:高齢者に見られるが、発症頻度は極めて低い。
4.脳静脈血栓症:偶発的で非常にまれな病態。
5.慢性硬膜下血腫:高齢者に多いが、脳血管障害全体では発症数が最少。
覚えるポイント
「脳卒中で最も多く見られるのは脳梗塞」をまず頭に入れる。発症数の順位は「脳梗塞>脳出血>くも膜下出血」という順で、臨床で患者の評価や作業療法介入の計画を立てる際、まずこの発症頻度をもとにリスク評価を行うべきである。