61AM009第61回 作業療法士国家試験 過去問

70 歳の男性。右利き。脳梗塞後の右片麻痺。歩行はできないが車椅子移動が自 力でできる。車椅子への移乗は自立している。食事、整容動作は自助具を用いて自 力で可能である。入浴動作は一部介助が必要である。 Barthel Index の得点が10 点と採点される項目はどれか。

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正解: 1

正答

1.食事

この問題のポイント

Barthel Index(BI)では、各ADL(日常生活動作)項目の評価が「満点」と「0点」の2段階で定義され、その中で「自立」か「介助」かが判断基準となる。特に、食事は「自助具を用いて自力で可能」であれば10点、整容・入浴はいずれも最高5点、移動・移乗は最高15点という点に注意が必要。本問では「食事は自助具を用いて自力で可能」と明記されており、これが10点に該当する。

解説

脳梗塞後の右片麻痺患者で、車椅子移動は自立可能だが歩行はできない。この状況において、Barthel Indexの各項目を評価する。
「食事」は「自助具を用いて自力で可能」とあるため、BIの食事項目は10点となる。BIでは、補助具の使用が「自立の範疇」として認められ、その結果、10点が与えられる。
一方、入浴は「一部介助が必要」とあるため、BIの入浴項目は5点(自立時5点、要介助は0点)ではなく、0点となる。整容は自立でも5点にとどまり、移動や移乗はそれぞれ15点の評価対象だが、本問の条件ではその項目に該当しない。したがって、10点を取る唯一の項目は「食事」である。

選択肢の確認

1.食 事:自助具で自力可能 → 10点(正解)
2.整 容:自立でも5点のみ → 10点にはならない
3.入 浴:一部介助 → 0点(自立時5点、要介助は0点)→ 10点にはならない
4.移 動:車椅子移動可能だが、歩行不可 → 5点(車椅子操作自立)→ 10点ではない
5.椅子とベッド間の移乗:自立 → 15点 → 10点ではない

覚えるポイント

Barthel Indexの各項目の満点は必ず暗記。
→ 食事:10点(自立)| 整容・入浴:5点(自立)| 移動・移乗:15点(自立)
「食事」が10点を取れる唯一の項目で、補助具使用が自立と認定されるため、注意が必要。

61AM00861AM010
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