61PM033第61回 作業療法士国家試験 過去問

リンパ浮腫への対応で正しいのはどれか。

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正解: 2

正答

2.重い物を持つ動作を制限する。

この問題のポイント

リンパ浮腫の管理において、生活習慣の調整が根本的である。患肢への過負荷はリンパ流動を阻害し、浮腫の悪化を招く。そのため、重い物を持つ動作の制限は、日常生活に即した重要な指導事項である。

解説

リンパ浮腫は、リンパ管の機能低下によりリンパ液の回収が困難になる状態である。この状態では、患肢に過度の負荷(例:重い物を持ち上げる、長時間の立位・座位)をかけると、リンパ液の産生が増加し、浮腫が進行するリスクが高まる。したがって、重い物を持つ動作を制限することは、患肢への負担を軽減し、リンパ回流を促進するための基本的な生活指導である。

運動療法は適切な指導のもとで実施可能で、特に「リンパドレナージと組み合わせた運動」は推奨される。圧迫療法は発症初期から導入され、浮腫の進行を防ぐ上で重要である。また、締め付けの強い下着は皮膚の循環を妨げ、浮腫を悪化させるため避けるべきである。保湿は皮膚の乾燥を防いだり、感染(例:蜂窩織炎)を予防するために重要であり、避けるべきではない。

選択肢の確認

1.運動療法は禁忌である。:適切な運動は推奨される。
2.重い物を持つ動作を制限する。:正しい。患肢への過負荷を防ぐ。
3.圧迫療法は発症初期には行わない。:初期から実施すべき。
4.締め付けの強い下着の着用を勧める。:皮膚の循環を阻害する。
5.保湿は浮腫を悪化させるため避ける。:保湿は感染予防に重要。

覚えるポイント

「重い物を持たない」「患肢を長時間下垂させない」「締め付けの強い服を着ない」を意識し、日常生活の行動に反映することが、リンパ浮腫管理の第一歩となる。

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