61PM035第61回 作業療法士国家試験 過去問

倍動肘ヒンジ継手が適応となる切断レベルで最も適切なのはどれか。

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正解: 3

正答

3.前腕極短断端

この問題のポイント

切断後の残存前腕長が極めて短い場合、通常の前腕ソケットでは肘の屈曲が困難になる。そのような状況で、倍動肘ヒンジ継手は肘の屈曲力を補助する機構として適応される。特に、残存長が前腕全長の35%未満という「極短断端」が、この継手の主な適応となる。

解説

倍動肘ヒンジ継手(ダブルアクション肘ヒンジ)は、前腕義手の肘部に設けられた補助機構で、上腕部を介して肘の屈曲力を補助する仕組みを持つ。断端が極めて短い場合、残存する前腕の長さが限られ、ミュンスターや北西型などの通常のソケットでは肘の動きが確保できない。そのような状況では、倍動肘ヒンジ継手が機能的かつ安全に使用される。特に、残存長が前腕全長の35%未満という「極短断端」が、この継手の最も適切な切断レベルである。

選択肢の確認

1.上腕切断標準断端:上腕切断では上腕ソケット・肘継手が用いられる。前腕義手とは関係ない。
2.肘離断:肘部が完全に離断した場合、専用の肘離断義手が適応。倍動肘ヒンジは不適切。
3.前腕極短断端:残存長が35%未満で、通常のソケットでは肘屈曲が困難。倍動肘ヒンジが適応。
4.前腕短断端:35〜55%程度で、北西型など通常のソケットで対応可能。主適応ではない。
5.前腕長断端:55%以上で残存機能が良好。通常の前腕義手で十分対応可能。

覚えるポイント

「断端が短いほど、肘の動きが困難になる」ことから、残存長が35%未満の極短断端で倍動肘ヒンジ継手が最も適応。前腕義手の機能を確保するために、断端長と継手のマッチングを正確に判断することが重要。

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