45AM046第45回 視能訓練士国家試験 過去問

調節異常について正しいのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

調節の生理と、調節異常の機序を問う問題です。

解説

調節は、動眼神経に含まれる副交感神経が毛様体筋(輪状筋)を収縮させ、Zinn小帯が緩んで水晶体が厚くなることで起こります。したがって副交感神経系の障害では調節麻痺が生じます。アトロピンなどの抗コリン薬の点眼も同じ機序です。

老視の主因は毛様体筋の減弱ではなく水晶体の弾性低下・硬化です。近視眼も老視は起こりますが、裸眼で近くが見えるため自覚が遅れます。調節けいれんは毛様体筋のけいれんであり、瞳孔括約筋ではありません。

選択肢の確認

1.近視眼は老視を発症しない。
誤り。近視眼でも老視は起こり、裸眼で近くが見えるため自覚が遅れるだけである。

2.老視は毛様体筋の減弱が原因である。
誤り。老視の主因は水晶体の弾性低下であり、毛様体筋の減弱ではない。

3.調節麻痺は副交感神経系の障害で生じる。
正しい。調節は副交感神経支配であり、その障害で調節麻痺が生じる。

4.調節けいれんは瞳孔括約筋のけいれんが原因である。
誤り。調節けいれんは毛様体筋のけいれんである。

5.調節緊張症では近方への調節に要する時間が延長する。
誤り。近方への調節時間が延長するのは調節不全であり、調節緊張症では遠方視への弛緩に時間がかかる。

覚えるポイント

  • 調節=動眼神経の副交感成分→毛様体筋収縮→水晶体が厚くなる。
  • 老視=水晶体の弾性低下。毛様体筋の問題ではない。
  • 調節麻痺薬(抗コリン薬)は散瞳も同時に起こす。

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