109Q145|第109回 薬剤師国家試験 過去問
指定薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: 2・4
正答
2・4
この問題のポイント
指定薬物の根拠法、緊急指定、指定方式、麻薬との区別、医療等の用途以外で禁止される行為を確認します。
解説
指定薬物は薬機法に基づき、精神毒性を有する蓋然性が高く、使用時に保健衛生上の危害のおそれがある物質を厚生労働大臣が指定する制度です。原則は審議会の意見を聴きますが、危害防止のため緊急を要する場合には事前に意見を聴かず指定できます。化学物質を一つずつ定める個別指定と、共通する基本骨格や置換基範囲で一括して定める包括指定があります。ヘロインは麻薬として規制され、指定薬物とは区別します。指定薬物は医療等の用途以外では製造・販売・購入だけでなく所持も禁止されます。
選択肢の確認
1.麻薬及び向精神薬取締法に基づき、厚生労働大臣が指定する。:指定薬物の根拠は薬機法です。麻薬・向精神薬とは別の規制区分です。
2.緊急を要する場合、薬事・食品衛生審議会の意見を聴かずに、厚生労働大臣が 指定できる。:正答。危害発生を防ぐため緊急性がある場合の特例です。
3.ジアセチルモルヒネ(ヘロイン)は指定薬物に該当する。:ヘロインは麻薬及び向精神薬取締法上の麻薬で、指定薬物ではありません。
4.指定には、1 つ1 つの物質を個別に指定(個別指定)と特定の構造を有する物 質を一括した指定(包括指定)の2 つがある。:正答。類似構造の新規物質へ迅速に対応するため包括指定も行われます。
5.「医療等の用途」以外の用途に供するための製造、販売、購入等は禁止されて いるが、所持の制限はない。:医療等の用途以外では所持も禁止されています。
覚えるポイント
指定薬物は薬機法、指定は個別・包括の二方式です。非医療用途では製造、販売、購入、使用、所持などが規制されます。