110Q017|第110回 薬剤師国家試験 過去問
再興感染症はどれか。1つ選べ。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
再興感染症は、既知で一度は公衆衛生上の脅威が低下したものの、再び流行や患者増加が問題となった感染症です。代表例として結核を選びます。
解説
結核は古くから知られ、生活環境の改善、予防、抗結核薬などにより減少しましたが、薬剤耐性菌、治療中断、免疫低下者での発症などを背景に、再び対策の重要性が高まりました。これが「再び興る」という再興感染症の典型です。これに対して新興感染症は、近年新しく認識された病原体・疾患、または新たに重要性が認識された感染症を指します。SARSは新たに出現した代表例です。
選択肢の確認
1.結核:既知の感染症が減少後に再び重要な問題となった代表的な再興感染症です。
2.クリプトスポリジウム症:水系感染などを通じて新たに重要性が認識された新興感染症として扱われます。
3.重症急性呼吸器症候群(SARS):2002年に出現した新型コロナウイルスによる新興感染症です。
4.レジオネラ症:1970年代に集団発生から病原体が認識された新興感染症の例です。
5.ロタウイルス感染症:古くから乳幼児胃腸炎の主要因として知られ、本問の再興例ではありません。
覚えるポイント
「新たに出現・認識」が新興、「既知で減った後に再び問題化」が再興です。結核は後者の代表です。