110Q189|第110回 薬剤師国家試験 過去問
白血球減少症の病態及び治療薬に関する記述として、正しいのはどれか。2つ 選べ。
2つ選択
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正解: 1・3
正答
1・3
この問題のポイント
白血球、特に好中球が減少すると感染徴候として発熱・倦怠感が出現し、抗甲状腺薬は無顆粒球症の重要な原因です。
解説
白血球減少・好中球減少では感染防御が低下し、発熱、悪寒、咽頭痛、全身倦怠感などが初期徴候となります。再生不良性貧血は骨髄造血幹細胞の障害により赤血球、白血球、血小板がいずれも減る汎血球減少を起こします。チアマゾール、プロピルチオウラシルなどの抗甲状腺薬は重篤な無顆粒球症を起こし得るため、発熱・咽頭痛時には服用を中止して血球検査を急ぎます。治療には原因薬中止、感染対策、必要に応じG-CSFを用います。エリスロポエチンは赤血球系を刺激し、メトトレキサートは骨髄抑制を悪化させます。
選択肢の確認
1.初期症状として、発熱や全身倦怠感がある。:正答。感染徴候として現れます。
2.再生不良性貧血では起こらない。:汎血球減少の一部として起こります。
3.原因薬として、抗甲状腺薬がある。:正答。無顆粒球症に注意します。
4.治療には、エリスロポエチンが使用される。:好中球減少にはG-CSFを用います。
5.放射線照射に伴う場合には、メトトレキサート大量療法が有効である。:骨髄抑制を増悪させます。
覚えるポイント
抗甲状腺薬+発熱・咽頭痛では無顆粒球症を疑い、中止・血算。治療因子はG-CSFです。