111Q157|第111回 薬剤師国家試験 過去問
18 歳女性。アレルギー性鼻炎と診断され、治療中である。その他の既往歴 及び常用薬はない。 アレルギー性鼻炎の病態と治療に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選 べ。
2つ選択
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正解: 2・3
正答
2・3
この問題のポイント
季節性と通年性の抗原、併発症、鼻噴霧ステロイドの効果、難治例治療、アレルゲン免疫療法の期間を確認します。
解説
スギ花粉は季節性アレルギー性鼻炎の代表的抗原で、通年性ではダニやハウスダストなどが中心です。花粉は鼻粘膜だけでなく結膜にも付着するため、季節性鼻炎では眼のかゆみ・流涙を伴うアレルギー性結膜炎を併発しやすくなります。鼻噴霧用副腎皮質ステロイドは鼻粘膜炎症を広く抑え、くしゃみ・鼻漏にも鼻閉にも有効です。抗TNF薬エタネルセプトは適応薬ではありません。皮下または舌下のアレルゲン免疫療法は効果を定着させるため通常数年間継続し、2~3週間で終了する治療ではありません。
選択肢の確認
1.通年性アレルギー性鼻炎の原因では、スギ花粉が最も多い。:誤り。スギ花粉は季節性で、通年性の代表はダニなどです。
2.季節性アレルギー性鼻炎は、アレルギー性結膜炎を併発しやすい。:正答。花粉症では眼症状を伴いやすくなります。
3.鼻噴霧用副腎皮質ステロイド薬は、くしゃみ鼻漏型と鼻閉型の両方に有効であ る。:正答。鼻症状全般を改善します。
4.既存治療で効果不十分な難治例に対しては、エタネルセプトが適用される。:誤り。抗TNF薬は標準治療ではありません。
5.減感作療法は、通常2 ~3 週間で終了する。:誤り。長期継続が必要です。
覚えるポイント
スギ=季節性、ダニ=通年性。鼻噴霧ステロイドは全病型に有効で、免疫療法は数年間続けます。