59AM089|第59回 理学療法士国家試験 過去問
外傷性脊髄損傷で正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2.頸髄損傷が胸腰髄損傷より多い。
この問題のポイント
外傷性脊髄損傷の発生頻度は、損傷部位によって異なり、特に頸髄損傷が最も多く、その理由は頸部の可動性と外力への感受性の高さにある。
解説
外傷性脊髄損傷では、頸髄損傷が胸腰髄損傷よりも発生率が高い。これは、頸部が体の上部に位置し、日常的な動作(例:頭を前後に動かす)で関節が可動性を持ち、外力(例:落とし、衝突)を受けやすいことによる。特に交通事故や高齢者の転倒など、突然の衝突に伴う損傷が原因となることが多い。一方、胸腰髄損傷は比較的発生率が低い。発症年齢は30~40歳代の男性に多く、男性が全体の約70~80%を占めるため、性別別では男性が多いため、選択肢1は誤り。発症年齢のピークは20歳代ではなく、中年層に集中するため、選択肢4も誤り。交通事故による受傷は一般的だが、最も多くは「転倒」であるとされているため、選択肢3は誤り。また、頸髄損傷では「完全麻痺」よりも「不完全麻痺」の比率が高いとされるため、選択肢5も誤り。
選択肢の確認
1.男性より女性に多い。:錯誤。男性に約70~80%の発生が報告される。
2.頸髄損傷が胸腰髄損傷より多い。:正しい。発生頻度が高く、臨床的にも頻出。
3.交通事故による受傷が最も多い。:錯誤。転倒が最も多く、特に高齢者で発生。
4.発症者の年齢は20 歳代が最も多い。:錯誤。30~40歳代がピーク。
5.頸髄損傷では完全麻痺者の比率が高い。:錯誤。不完全麻痺の方が多く、機能的評価においても重要。
覚えるポイント
「頸髄は動くから、外力を受けやすい」→ 頸部損傷が最も多く、発生頻度で最も重要なポイント。