59PM025第59回 理学療法士国家試験 過去問

Lawton のIADL スケールに含まれるのはどれか。2 つ選べ。

2つ選択
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正解: 3・4

正答

3.家屋維持 4.家計管理

この問題のポイント

IADL(Instrumental Activities of Daily Living)とは、日常生活において自立するために必要な「道具や知識を用いた活動」を指す。LawtonのIADLスケールでは、生活の「管理・計画・判断」を含む活動が評価される。ADL(基本的な日常生活動作)とは異なり、より高度な認知的・社会的スキルが求められる。

解説

LawtonのIADLスケールでは、家屋維持(例:掃除、ゴミ出し、環境整備)や家計管理(例:出費の計画、銀行取引、予算の立て方)が含まれる。これらの活動は、日常生活の「環境を維持・管理する能力」を評価するもので、高齢者の生活自立度や認知機能の維持に重要である。一方、意思疎通(情報の伝達)はADLの範疇に属し、階段昇降や排泄コントロールは身体的動作に属するため、IADLとは別に分類される。

このスケールは、認知機能の低下や生活習慣の変化を早期に把握するための評価ツールとして用いられる。理学療法士が高齢者や生活支援の現場で関わる際には、これらの活動の維持状況を理解することが、生活支援計画の立案に重要である。

選択肢の確認

1.意思疎通:IADLに含まれない。対人関係の情報伝達は、ADLの範疇。
2.階段昇降:ADLに属する身体的活動。IADLには含まれない。
3.家屋維持:正解。生活環境の整備を評価するIADLの項目。
4.家計管理:正解。経済的活動の計画・管理を評価するIADLの項目。
5.排泄コントロール:ADLに属する基本的な身体機能。IADLには含まれない。

覚えるポイント

IADLは「自分でできること」ではなく「自分で管理できること」。家屋や家計を「管理する力」が評価される。ADLは「できるかどうか」、IADLは「どうやって管理できるか」を問う。高齢者支援においては、この違いを理解することで、適切な評価と介入が可能になる。

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