59PM049|第59回 理学療法士国家試験 過去問
骨折の名称と部位の組合せで正しいのはどれか。2 つ選べ。
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正解: 3・4
正答
3・4
この問題のポイント
骨折の名称と正確な部位の対応を、臨床的にもよく見られる症例として理解することが重要。特に、名前から部位を推測しやすいもの(例:Galeazzi、Jefferson)と、誤解を招きやすいもの(例:Cotton、Straddle)を区別する力が求められる。
解説
理学療法士が関与する整形外科的障害では、骨折の部位とその臨床的特徴の関連を把握することが評価に影響する。まず、Galeazzi骨折は前腕の橈骨骨折に加え、遠位橈尺関節(DRUJ)の脱臼を特徴とする。この骨折は前腕の不安定性や手の機能障害を引き起こすため、理学療法では早期から関節可動域の評価と機能的復帰を重視する。
一方、Jefferson骨折は頭頂部に強い衝撃(例:ダイビング事故)が加わった際に起こる。環椎(C1)の前後両側が骨折し、頭部の安定性が損なわれるため、脊柱の安定性評価や神経機能のモニタリングが極めて重要である。
Cotton骨折は足関節の脛骨遠位部(特に三果骨折)であり、大腿骨とは無関係。Straddle骨折は骨盤部(恥骨)の骨折で、跨ぐような外力によって発生する。Dupuytren骨折は腓骨遠位部の骨折で、足部の外側に見られる。いずれも選択肢の誤解を招く可能性があるが、正確な部位と対応は本問の鍵となる。
選択肢の確認
1.Cotton 骨折 大腿骨:錯誤。実際は足関節(脛骨遠位部)
2.Dupuytren 骨折 第1 中手骨:錯誤。実際は腓骨遠位部(足部)
3.Galeazzi 骨折 橈 骨:正しい。橈骨骨折+DRUJ脱臼
4.Jefferson 骨折 環 椎:正しい。C1の骨折で頭部衝撃時によく発生
5.Straddle 骨折 上腕骨:錯誤。実際は骨盤(恥骨)
覚えるポイント
「Galeazzi」は「橈骨+脱臼」、「Jefferson」は「環椎の衝撃骨折」という2つの記憶キーワードで整理すると、誤解を避けられる。理学療法では、関節の不安定性や機能障害の早期発見が治療介入の根拠となるため、正確な部位把握が不可欠である。