60PM023第60回 理学療法士国家試験 過去問

国際疾病分類はどれか。

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正解: 1

正答

1.ICD

この問題のポイント

臨床現場で頻繁に使用される国際的な分類システムを問う問題。理学療法士が患者の診断・評価・介入計画を立てる際、正確な分類の理解が基本となる。特に「疾病」に関する分類は、医療記録や統計、保険対応において極めて重要である。

解説

国際疾病分類(ICD)は、世界保健機関(WHO)が運営する国際的な疾病・死因・健康状態を分類する標準的なシステムである。この分類は、医療機関での診断記録、公衆衛生データ、保険請求などに使用され、各国で統一された記録が可能にする。理学療法士が患者の疾患を把握・評価する際、ICDに基づいた診断情報は、治療計画の立案や進捗管理に不可欠である。例えば、脳卒中、脊柱損傷などの疾患を正確に分類することで、その機能障害の程度や予後を把握し、適切な理学療法介入を設計できる。

一方、ICF(国際生活機能分類)は、障害の「生活機能」の観点から、機能的・環境的要因を評価するための分類であり、疾病そのものではなく、その結果としての生活行動や環境との関係を扱う。ICF-CYはその児童・青少年版であり、ICDとは異なる目的を持つ。ICHI(健康介入分類)は治療行為の分類であり、ICIDH(国際障害分類)はICFの前身で、現在はICFに置き換えられている。

選択肢の確認

1.ICD:正しい。疾病の分類に適した標準的分類。
2.ICF:非常に誤り。児童・青少年向けの生活機能分類。
3.ICF-CY:健康介入の分類であり、疾病分類ではない。
4.ICHI:障害の原因・能力分類だが、疾病分類ではない。
5.ICIDH:生活機能の評価であり、疾病の分類とは異なる。

覚えるポイント

「疾病」=ICD、「機能」=ICF、「介入」=ICHI、「障害の原因」=ICIDH。
「病気の種類」を問われたら、必ず「ICD」を思い浮かべる。

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