72PM26|第72回 診療放射線技師国家試験 過去問
核医学検査に用いられる放射性医薬品で正しいのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
診断用放射性医薬品は極微量投与のため放射線障害や薬理作用は起こりにくい一方、製剤ごとの副作用頻度差はあると整理します。
解説
核医学診断で使う放射性医薬品は、化学量が極少で通常の薬理作用を示さず、患者線量も急性放射線障害のしきい値から遠い範囲です。副作用はヨード造影剤より稀ですがゼロではなく、製剤特性により131I-アドステロールは123I-MIBGより報告頻度が高いです。
選択肢の確認
1
1.急性放射線障害が 10%程度生じる。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 診断用投与量では全身・臓器線量が急性障害のしきい線量に達せず、10%に急性放射線障害が生じることはありません。
2
2.副作用はヨード造影剤の投与時より発現頻度は高い。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 放射性医薬品は投与化学量が小さく、高浸透圧・大量投与のヨードX線造影剤より副作用頻度は低いです。
3
3.123I - IMP 投与時に苦味感や金属臭がすることがある。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 123I-IMPの極微量静注で苦味感や金属臭が代表的に生じるという製剤特性ではありません。
4
4.放射性医薬品の副作用は主に薬理作用によるものである。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 診断核医学製剤はトレーサ量で投与するため、副作用の主因を本来の薬理作用とはしません。
5
5.131I - アドステロールの副作用の頻度は 123I - MIBG によるものより多い。
判定:正答(記述は正しい)。 副腎皮質イメージングの131I-アドステロールは、交感神経イメージングの123I-MIBGより副作用報告頻度が高いとされます。
覚えるポイント
- 放射性医薬品の副作用は稀でもゼロではなく、製剤別に確認します。
- 診断量で急性放射線障害は生じず、化学量も薬理作用量より小さいです。
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