72PM71|第72回 診療放射線技師国家試験 過去問
制動 X 線で正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
制動X線の連続スペクトル、最短波長、発生効率の管電圧・陽極原子番号依存性を整理します。
解説
高速電子が陽極原子核のクーロン場で減速・進行方向変化すると、失った運動エネルギーが制動X線となります。光子エネルギーは0から最大管電圧に対応する値までの連続分布です。発生効率は概ね陽極の原子番号Zと管電圧に比例するため、他条件が同じなら発生強度はZとともに増えます。
選択肢の確認
1
1.最短波長は管電圧に比例する。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 Duane–Huntの式λmin=hc/(eV)より、最短波長は管電圧に比例せず反比例します。
2
2.発生効率は管電圧に依存しない。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 制動X線発生効率は概ね原子番号Zと管電圧Vの積に比例し、管電圧に依存します。
3
3.エネルギー分布は線スペクトルを示す。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 電子が失うエネルギーは相互作用ごとに異なるため、制動X線は線スペクトルではなく連続スペクトルです。
4
4.発生強度は陽極の原子番号に比例する。
判定:正答(記述は正しい)。 発生効率がZに概ね比例するため、陽極原子番号が大きいほど制動X線強度は大きくなります。
5
5.診断用 X 線装置の発生効率は約 10%である。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 診断領域の管電圧でX線に変換される割合はおおむね1%程度で、大部分は陽極の熱になります。
覚えるポイント
- λmin∝1/管電圧、発生効率∝Z×管電圧です。
- 制動X線=連続スペクトル、特性X線=線スペクトルです。
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