72PM70|第72回 診療放射線技師国家試験 過去問
核子当たりの平均結合エネルギーが最も大きいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
核子当たり平均結合エネルギー曲線は軽い核から増え、鉄・ニッケル付近で最大になります。
解説
原子核の全結合エネルギーを質量数Aで割った値は核の安定度の目安です。軽核では質量数とともに急増し、鉄・ニッケル領域の約8.8 MeV/核子で山を作り、それより重い核では緩やかに減少します。したがって選択肢では56Feが最大です。
選択肢の確認
1
1.4He
判定:正答ではない(記述は誤り)。 4Heはアルファ粒子として強く結合していますが、核子当たりは約7.1 MeVで鉄領域より小さい値です。
2
2.12C
判定:正答ではない(記述は誤り)。 12Cの核子当たり結合エネルギーは約7.7 MeVで、56Feより小さい値です。
3
3.56Fe
判定:正答(記述は正しい)。 56Feは結合エネルギー曲線の極大付近に位置し、提示核種の中で核子当たりの値が最大です。
4
4.208Pb
判定:正答ではない(記述は誤り)。 208Pbは重核で、クーロン反発の増大により核子当たり結合エネルギーが鉄領域より低下します。
5
5.238U
判定:正答ではない(記述は誤り)。 238Uはさらに重い核で核子当たりの結合が鉄より弱いため、核分裂でエネルギーを放出できます。
覚えるポイント
- 核子当たり結合エネルギーは鉄・ニッケル付近で最大です。
- 鉄より軽い核は核融合、重い核は核分裂で山に近づき、エネルギーを放出します。
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