72PM69|第72回 診療放射線技師国家試験 過去問
温熱療法で正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
腫瘍温熱療法は低酸素・低栄養・低pHの細胞にも作用し、放射線損傷の修復を抑えます。
解説
温熱療法では通常、腫瘍を42〜43℃程度に加温します。血流不良で低酸素・酸性の腫瘍部は放射線に抵抗性ですが、熱に感受性が高くなります。加温はDNA損傷修復蛋白を障害し、放射線と相乗的に作用します。正常組織の回復も考慮し、通常は毎日連続ではなく間隔を置きます。
選択肢の確認
1
1.G1 期で有効である。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 温熱感受性は細胞周期のS期で高く、G1期が最も有効とする記述は不適切です。
2
2.pH が低いほど効果が高い。
判定:正答(記述は正しい)。 酸性環境では細胞の温熱感受性が高まるため、pHが低い腫瘍で効果が高くなります。
3
3.放射線損傷の回復を促進する。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 加温は放射線損傷の回復を促進するのではなく、亜致死損傷や潜在的致死損傷の修復を抑制します。
4
4.放射線増感効果は 38 ℃で最も高い。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 放射線増感に必要な温度は概ね42〜43℃で、38℃で最大とはいえません。
5
5.連続して毎日施行するのが望ましい。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 正常組織の熱損傷からの回復と熱耐性の発現を考慮し、週に1〜2回程度など間隔を置いて行います。
覚えるポイント
- 温熱療法=42〜43℃、S期・低酸素・低pHで有効です。
- 加温は放射線損傷修復を抑制し、毎日連続ではなく間隔を置きます。
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