74PM68|第74回 診療放射線技師国家試験 過去問
温熱療法について正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
温熱感受性を低酸素、細胞周期、温度域、治療間隔、熱ショック蛋白で判断します。
解説
腫瘍温熱療法は一般に42〜45℃程度へ加温し、放射線抵抗性になりやすい低酸素・低pH細胞にも効果を示します。細胞周期では放射線に比較的抵抗性のS期を含むS〜G2期が熱に高感受性です。加温後は熱ショック蛋白による一時的な熱耐性が生じるため、通常は間隔を空けて施行します。
選択肢の確認
1
1.低酸素細胞には効果が低い。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 低酸素細胞は放射線には抵抗性ですが、温熱には高感受性で併用の利点になります。
2
2.細胞周期の S〜G2期で感受性が高い。
判定:正答(記述は正しい)。 温熱感受性はS期からG2期で高く、放射線感受性の周期依存性を補完します。
3
3.放射線と併用する場合は、連日施行する。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 熱耐性の発現を考えて週1〜2回など間隔を置き、連日施行を標準とはしません。
4
4.殺細胞効果は 38〜40 ℃の範囲で最も高い。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 有効な殺細胞効果は概ね42〜45℃で高まり、38〜40℃は十分な治療温度ではありません。
5
5.熱ショック〈heat shock〉タンパク質が抗腫瘍効果を示す。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 熱ショック蛋白は細胞保護・熱耐性形成に関与し、それ自体を単純な抗腫瘍効果とは扱いません。
覚えるポイント
- 温熱は42〜45℃、低酸素・酸性・S期細胞に有効です。
- 加温後の熱ショック蛋白によるthermotoleranceのため治療間隔を空けます。
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