72PM38|第72回 診療放射線技師国家試験 過去問
乳房温存療法の放射線治療計画で正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
乳房温存術後の標準的全乳房照射では、患側乳房組織全体をCTVとし、仰臥位・接線照射・必要に応じ深吸気息止めを用います。
解説
乳房温存術後は乳房内残存微小病変による乳房内再発を減らすため、患側乳房組織全体を臨床標的体積CTVとします。標準的に4〜6 MV X線の内外接線2門で肺と心臓を避け、仰臥位の計画CTを用います。左乳癌では深吸気息止めで心臓を乳房から離す方法があります。
選択肢の確認
1
1.10 MV 以上の X 線を選択する。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 10 MV以上は乳房のような浅い標的で表面ビルドアップが大きくなり過ぎるため、通常は4〜6 MV X線を選びます。
2
2.患側全乳房を臨床標的体積とする。
判定:正答(記述は正しい)。 手術床だけでなく患側の残存乳房組織全体をCTVとし、必要に応じて腫瘍床にブーストを追加します。
3
3.前後対向2門照射が一般的である。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 前後対向2門では肺と心臓を広く通過するため、乳房の輪郭に沿う内外接線2門照射が一般的です。
4
4.治療計画用 CT は側臥位で撮影する。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 標準的な計画CTは両腕を上げた仰臥位で撮影し、側臥位は選択的手法です。
5
5.治療計画用 CT は最大呼気の息止めで撮影する。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 心臓線量低減には最大呼気ではなく深吸気息止めDIBHを用い、肺容積を広げて心臓を胸壁から離します。
覚えるポイント
- 全乳房CTV、4〜6 MV、内外接線2門、仰臥位が基本です。
- 左乳房照射の心臓防護は深吸気息止めDIBHです。
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